健康寿命の延ばし方

 

健康寿命とは、継続的な医療ケアや介護ケア、福祉や後見に依存することなく、自立した日常生活や社会的手続きを、自らの心身の能力により行える期間を表します。

 

健康寿命が長いほど寿命全体の中でQOL(生活の質)の高い期間が長いと考えられています。

 

この概念は、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱したことに始まります。
その後、各国の国や自治体での医療費抑制の観点などから、健康寿命の期間を増やすことを政策や行政の目標に取り入れらるようになりました。

 

また、最近ではテレビのバラエティー番組などでもよく紹介されるようになり、広く一般にも知られるようになりました。

 

 

健康寿命を延ばす方法として一般には、適度な運動、塩分控えめで食物繊維やタンパク質のバランス良い食事、十分な睡眠など、規則正しい生活習慣が良いことが知られています。

 

また、人の一生を通じて免疫力をバランスよく保つことで、様々な疾病予防やアレルギー症状の快方につながることが知られています。

 

生活習慣の違いは、短期間では大きな違いは分からないかもしれません。

 

しかし、何か月、何年という積み重ねの期間を経たときに、体や心、生活環境に大きな違いとなって現れてきます。

 

一人一人の健康寿命を延ばすことは、家族の健康寿命を延ばすことにつながります。
そしてそれは、個人と家族の生活の質を高めることにもつながります。

 

 

健康寿命に影響する要因

 

厚生労働省の調査によると、日本人の3大死亡要因は悪性新生物(ガンなど)と心疾患、脳血管疾患とされ、4番目は肺炎となっています。

 

年齢層によって1位は入れ替わるのですが、若年層~75歳くらいまでは悪性新生物が1位です。

 

90歳くらいになると悪性新生物の割合は下がり、その代わりに肺炎と心疾患の割合が高くなってきます。

 

若年層から働き盛りの世代、後期高齢者世代の手前くらいまでは悪性新生物(ガンなど)が1位となっています。

 

 

実は、がん細胞は、健康な人の体のなかでも日々発生していることがわかっています。

 

このがん細胞がそのまま増殖してしまうと、やがて全ての人がガンの発症に至るはずですが、実際はそうはなっていません。

 

その理由は、体内で発生したがん細胞の数がまだ少ない内に、体に備わった免疫システムによりがん細胞が排除されることで、病としてのガンの発症を防でいるのです。

 

健康寿命を延ばすために、ガンだけにとどまらず様々な感染症への抵抗力を高めるためにも、まず免疫力を高めるような生活習慣、ライフスタイルをご自分の生活の中に取り入れていくことが重要だと考えられています。

 

 

次に、死亡要因2位の心疾患ですが、心疾患の代表的なものが心筋梗塞です。

 

一生涯止まることなく動き続ける心臓の筋肉(心筋)に栄養や酸素を送り届ける心臓冠動脈が詰まってしまい、心筋の一部が壊死する症状です。

 

その部位が局所的であったり、救急搬送やその後の処置が間に合えば一命をとり止めることもできますが、そうでない場合、死に至ります。

 

他に代表的な心疾患として狭心症もあり、これも激しい胸の痛みなどを伴いますが、狭心症の場合すぐに死に至ることはありません。

 

しかし狭心症は心筋梗塞の予備軍の状態ですから、その症状が悪化すれば直ちに心筋梗塞の危険性に見舞われかねません。

 

狭心症の場合、いきなり心筋梗塞に至らずに、まず狭心症として症状が出たことは、ある意味ラッキーと言えるかもしれません。

 

心臓冠動脈に危険が迫っていることを痛みとして知らせてくれているわけです。

 

しかし、その後の対応や生活習慣の見直しを怠ると、心筋梗塞の危険性が近づいて来てしまします。

 

 

そして、脳血管疾患の代表的なものは脳梗塞、脳内出血、脳動脈瘤などです。

 

お気づきのように、いずれも血管にまつわる病です。

 

 

このサイトでは、健康寿命に大きな影響を与える免疫力の高め方、血管年齢の若さを保つことなどにまず焦点を当てます。

 

そして、免疫力や血管年齢とも密接な関連関係にある脳機能の維持、運動機能とそれを支える骨と筋肉、関節軟骨の再生などについても有益な情報を提供していきます。